いまスマホゲーム市場は5年前の20倍、1兆円に迫る勢いで成長しており、業界ではゲームクリエイター不足が深刻な課題となっています。特にゲームの根幹を構築するプログラマーは引っ張りだこ、業界未経験でもゲーム開発の仕事をしたいと考えている方も多いかもしれません。翔泳社ではそんな方の不安を解消する『ゲームクリエイターの仕事』を刊行しました。
翔泳社が4月14日(木)に刊行した『ゲームクリエイターの仕事 イマドキのゲーム制作現場を大解剖!』は、ゲーム業界の基礎知識や制作現場の実際を紹介・解説した業界未経験者のための入門書です。元プログラマーで新規ゲームだけでなく組織の立ち上げ、人材開発まで手がけてこられた著者・蛭田健司さんが、プログラマーからプロデューサーまで、さまざまな職種に必要な資質や条件を解説しています。
ゲーム、とりわけスマホゲーム市場の人材不足は、市場規模が急速に拡大していることからも明らかです。2011年度に480億円程度だった市場は、2015年度には8,950億円に(「拡大するスマホゲーム市場、主婦がハマったゲームは「パズル」72.8%」)。今後もこの傾向が継続するという予測の中で、ゲーム業界で仕事をしたいと考えている方にとっては千載一遇のチャンスです。
もちろん、他業界からゲーム業界に就職・転職するのであれば、不安や懸念は尽きません。蛭田さんは一般ソフトウェア開発は実用性と安全性が最重要視されるのに対し、ゲーム開発ではとにかくエキサイティングであること、競争が激しいことを挙げています。同じものを作っていては、ユーザーが離れていってしまうからです。つまり、いつでも新しい技術やアイデアに挑戦できる人材が求められているのです。
開発言語や環境、手がける業務範囲は企業によって異なりますが、そうした不安に対しても本書では解決策を提示しています。本書はゲーム業界未経験の方がゲーム開発を仕事にしたいと思ったその瞬間に読んでいただきたい1冊です。
目次
PART 1 ゲームクリエイターの仕事とは
CHAPTER01 ゲーム業界の基礎知識
CHAPTER02 ゲームクリエイターの種類
CHAPTER03 あるゲーム会社の一日
CHAPTER04 ゲーム開発の流れ
PART 2 ゲームクリエイターに必要な知識とスキル
CHAPTER05 プランナーに必要な知識とスキル
CHAPTER06 プログラマーに必要な知識とスキル
CHAPTER07 グラフィックデザイナーに必要な知識とスキル
CHAPTER08 サウンドクリエイターに必要な知識とスキル
CHAPTER09 ディレクターに必要な知識とスキル
CHAPTER10 プロデューサーに必要な知識とスキル
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渡部 拓也(ワタナベ タクヤ)
翔泳社マーケティング課。MarkeZine、CodeZine、EnterpriseZine、Biz/Zine、ほかにて翔泳社の本の紹介記事や著者インタビュー、たまにそれ以外も執筆しています。
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