クラウド基盤構築ツール群「OpenStack」開発チームは、13番目のリリースとなる「Mitaka」を、4月7日(現地時間)に公開した。
「Mitaka」では、クラウドのデプロイと管理を強化しており、「Nova」や「Keystone」の設定をよりシンプルにするとともに、「Neutron」にはレイヤ3ネットワークとDVR(Distributed Virtual Router)機能を強化している。
従来バージョン同様、スケーリングに関しても機能向上を続けており、「Heat」のコンバージェンスエンジンは、より大きな負荷と複雑なアクションを可能にする水平方向のスケーリングに対応した。また、「Keystone」ではFernetトークンを認証サービスのAPIが認識できる数まで増やせる。
このほか、さまざまな言語が利用可能なSDKの提供や、「Neutron」への「get me a network」機能の追加といった使い勝手のさらなる向上や、可用性の向上を行っている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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