マイクロソフトは10月27日(現地時間)、Azure SDKの月次リリース情報を公開した。
今回のアップデートでは、.NET向け「Azure AI Foundry 1.0.0」の安定版リリースや、「Azure AI Search」の強化、PythonやJavaScriptなど向けの「Azure Identity ライブラリ」に対する改善など、多数の新機能が追加された。
「Azure AI Foundry 1.0.0 for .NET」は、AIプロジェクト全体への包括的なアクセスを提供する安定版ライブラリだ。このライブラリにより、開発者はAIエージェントの作成および実行、AIモデルのデプロイ、Azureリソースへの接続管理、ドキュメントアップロードやデータセット作成、検索インデックスの管理などが可能になる。
また、Azure AI Searchでは、テキスト、画像、音声など複数のデータタイプを含む複雑なデータから生成されたベクトルに対する検索の実行が可能になった。そのほか、ベクトル圧縮設定の強化、テキスト解析用のLexicalNormalizer、スキルセット拡張、詳細なデバッグ情報取得機能など、多岐にわたる機能強化が図られている。
さらに、Azure Identityライブラリでは、C++、Go、Java、JavaScript、Pythonそれぞれに対して、マネージドID使用時のパフォーマンス改善が行われた。
このほかにも、各言語向けで管理ライブラリやクライアントライブラリの新規安定版およびベータ版リリースが案内されている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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