2025年11月7日、レガシーフォースは40~60代のITエンジニア600名を対象としたAIスキル学習の実態調査結果を発表した。それによると、「AI関連の研修はない」と回答した割合が56.0%にのぼり、多くの企業でAI研修・勉強会が未整備である現状が明らかとなった。さらに、既存のAI研修制度があっても若手限定で、シニア層が対象外との回答も見られた。

学習にあたっての障壁については、「学習時間がない」が最多の31.0%となり、「費用が負担」「実践の場がない」「技術の変化が早すぎる」なども2割前後で続いた。一方、約9割にあたる88.6%のエンジニアがAIスキルを「積極的に学びたい」「いつかは学びたい(必要だと思うが先延ばし気味)」「業務で必要になれば学ぶ」と回答し、学習意欲は高い水準だった。


直近1年で実際に社内の無料研修や外部の有料講座で学習した経験があるのは全体の約3割にとどまり、自己投資したのは22.0%だった。費用をかけた人の割合を年代別で見ると、40代32.0%、50代19.5%、60代16.0%と、若い世代ほど学習意欲・投資意欲が高い傾向が見られた。


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