Microsoftは12月3日(現地時間)、AI開発者向けに「Foundry MCP Server(プレビュー)」をクラウドで公開した。MCP(Model Context Protocol)は、AIエージェントがアプリやデータ、システムに安全に接続し、相互運用性と拡張性を確保するプロトコルであり、今回のサービス提供により、エージェントが多様なFoundryの機能をAPI操作なしで利用可能となった。
クラウド対応版では、セットアップ作業が簡素化され、サービスの可用性・信頼性も向上。ユーザーはVisual Studio CodeやVisual Studio(2026 Insiders)、Microsoft Foundryなどから迅速にアクセスできる。OAuth 2.0(Entra ID)による認証や、Azure RBAC権限ベースのアクセス制御、詳細な監査記録により、セキュリティ面も考慮されている。
機能面では、エージェントの管理やモデルの探索・評価、デプロイ、稼働状況の監視などが対話的なワークフローで実現可能。カタログからのモデル選択・推奨、比較評価、デプロイ後の監視、代替案の提案など、AIの導入や運用効率化に役立つ。複数ツール間の連携も強化され、「会話」ベースで複雑な業務シナリオをシームレスに処理できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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