Googleは、12月3日、「Android 16 QPR2」をリリースした。本リリースは、マイナーSDKバージョンを利用する初のリリースとして、Androidプラットフォームの進化における重要なマイルストーンとされる。
QPR2の変更は主に追加的なもので、リグレッションテストの必要性を最小限に抑えている。SMS OTP保護や拡張ダークテーマのサポートなど、主にセキュリティやアクセシビリティに焦点を当てている。
これをサポートするために、Android 16以降、 Buildクラスに新しいフィールドが導入され、アプリはSDK_INT_FULLとVERSION_CODES_FULLを使用してこれらの新しいAPIをチェックできるようになっている。
また、ワークフローを効率化し、アプリのパフォーマンスを向上させるアップデートがなされている。たとえば、Linux開発環境機能が拡張され、ターミナル環境内で直接 Linux GUI アプリケーションを実行できるようになったほか、Android Runtime(ART)に世代別Concurrent Mark-Compact(CMC)ガベージコレクターが追加されたことで、CPU使用率の削減とバッテリー効率の向上を実現している。
Android 16 QPR2での最良の開発体験のために、Android Studio Otterの最新Canaryビルドの使用が推奨される。詳細は公式ブログで確認できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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