Django Projectは12月3日、PythonのWebフレームワーク「Django 6.0」をリリースした。本バージョンは、Python 3.12、3.13、3.14をサポートし、各シリーズの最新リリースの利用が推奨されている。
主な新機能として、HTTPリクエスト/レスポンスサイクル外でコードを実行するための Tasksフレームワークが追加された。これにより、メールの送信やデータ処理などの作業をバックグラウンドにオフロードできる。
また、コンテンツセキュリティポリシー(CSP)標準をサポートし、クロスサイトスクリプティング(XSS)などのコンテンツインジェクション攻撃からWebアプリケーションをより簡単に保護できるようになった。
さらに、テンプレートファイル内で小さな名前付きフラグメントを使用してテンプレートをモジュール化できる「Template Partials」も追加されたほか、メール処理においてはPythonの最新のメールAPIが使用されるようになった。
Django 6.0のリリースに伴い、Django 5.2のメインストリームサポートは終了している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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