Alibaba Cloudは1月21日(現地時間)、エージェントベースのAIと人間の協力・対立を実現する「人狼」ゲームのJavaによる実装例を同社ブログ内で紹介した。プロジェクトはGitHubで提供され、Java 17以上やMaven 3.6以上が必要である。
この実装は複数のAIエージェントがプレイヤーとして参加し、推理・発言・投票を通じて人間のように人狼ゲームを進行できる。AIは役割ごとの情報隔離、経過の記憶、対話履歴の把握、自身の意思決定など、高度な振る舞いを行う。また、ユーザーはいつでもブラウザ経由で好きな役職を選び、AIプレイヤーと対戦・協力できる。
技術面では、AgentScopeの中核であるReActAgentが「思考し続けるAI」を実現。MsgHubが情報隔離やリアルタイムな発言伝達、投票内容の管理を担う。MultiAgentFormatterにより全発言を「誰が何を言ったか」明確に整理、LLMが複数人対話を認識できる。Structured OutputではAIの投票や技能行使の決定を定型構造で保証。Multi-Agent Orchestrationで全エージェントをゲームルールに従って順序立てて制御し、SSE経由で進行状況をリアルタイム表示する。
さらに、UserAgentとWebUserInputを使うことで人間プレイヤーの参戦も可能。AIと同等のインターフェースで入力を反映し、ゲーム進行を一時停止して人間の判断を待ち受ける実装となっている。
本プロジェクトでは一人対AIモードを実現した。今後は複数人参加や音声対応、役職追加などの拡張やコミュニティからの貢献を募集している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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