Gitプロジェクトは4月20日(現地時間)、Git 2.54のリリースを発表した。同バージョンには、137人以上のコントリビューターによる多くの新機能や修正が含まれている。
今回のリリースの注目点の1つは、新たに追加されたコマンド「git history」だ。これは、コミットメッセージの修正やコミットの分割といったシンプルな履歴の書き換えを容易に行うもので、ワーキングツリーやインデックスを変更せずに、対象コミットの履歴を書き換えることができる。「git history reword」でメッセージを書き換えたり、「git history split」でコミットを分割できるが、マージコミットを含む履歴には対応していない。
また、これまで個別のスクリプト配置が必要だったGitフックの実行コマンドを、設定ファイルから柔軟に定義できるようになった。これにより、ユーザー単位やローカル、システム全体の設定でフックを一括管理でき、同一イベントに対し複数フックも実行可能となった。従来のフックスクリプトも引き続き利用できる。
メンテナンス処理の戦略も変更され、「git maintenance run」実行時のデフォルトが幾何学的リパック戦略となった。これにより、全体をリパックする従来の方式より効率的にリポジトリを管理できるようになった。
その他、「git add -p」の使い勝手向上や、「git replay」の改良、HTTP 429エラーへの対応、diffアルゴリズムやエイリアス名の文字制限解除など、多くの機能向上や修正が含まれている。詳細はGit 2.53および2.54のリリースノートで確認できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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