アトラシアンは10月29日、ソフトウェア開発ライフサイクル(SDLC)全体をAIネイティブへと進化させる一連の新機能を、日本市場向けに本格展開すると発表した。構想は2026年10月の年次カンファレンス「Team '26 Europe」で発表されたもので、コンテキスト、計画、デザイン、開発、レビュー、保守、測定の7つの領域でAIエージェントとの統合を図る。人間が方向性と判断を定め、AIエージェントが実行する開発モデルを想定している。
同社の2026年 AI SDLC調査では、エンジニアリングリーダーの94%がチームでAIを活用していると回答した。一方で、組織全体でAIを効果的にスケールさせ、適切に統制できている企業は6%にとどまった。
コンテキスト領域では、組織のコードやドキュメントなどを権限を考慮して統合する「Atlassian Teamwork Graph」に「Code Context」を追加する。BitbucketおよびGitHubのリポジトリを横断してコードをインデックス化し、字句検索とセマンティック検索を組み合わせて回答する。回答はJiraの作業項目やConfluenceのページなどと関連付けて導き出す。
計画領域の「Planner」は、プロンプトを起点にConfluence上で構造化された計画や仕様を作成する。承認後はJiraの作業項目へ分解する。

デザイン領域の「Record for Agent」は、Loomで録画した動画を構造化されたプロンプトに変換し、AIエージェントによるUIコード生成などに活用できる。

開発領域では、Jiraがサードパーティのコーディングエージェントに対応した。CognitionのDevin、Factory、WarpがAtlassian Marketplaceで利用可能となり、OpenAI Codexも近日対応予定。レビュー領域では、Bitbucket上のプルリクエストについて、変更の意図や注意点をナレーション付きのLoom動画として自動作成する。

保守領域の「Agent Sessions」は、AIエージェントの作業をJira上で可視化し、追跡できるようにする。

測定領域では、エンジニアリングインテリジェンスプラットフォーム「DX」により、AI導入によるスループットや品質への影響、同業他社とのROIベンチマーク比較などを提供する。

提供状況は機能ごとに異なる。DX AI Measurementは一般提供中で、Code Contextはオープンベータを通じて有償プラン利用者に段階的に提供を開始した。Record for Agentはオープンベータ、Planner、Agent Loops、AI Reviewはプライベート早期アクセスで利用できる。Agent SessionsとLoomのインタラクティブなPRレビューは、クローズドな早期アクセスプログラムの段階にある。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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