crontab [-u user] [-l|-r|-e] [Linux][FreeBSD]
crontab [FILE] [Solaris]
crontab [-e|-l|-r] USERNAME [Solaris]
crontabコマンドは、cronデーモンというデーモンプログラムによって実行されるコマンドを参照/設定し、定期的に同じコマンドを繰り返し実行する場合に使用します。
このように、一定の条件の日時に繰り返し実行することをスケジュール実行といいます。
スケジュールを設定する場合には、下の書式でスケジュールの内容を記述したファイルをfileに指定して実行します。
0 7 * * 0 /home/takeda/bin/backup.sh
「*」はすべてを表す。この例は、毎日7:00に/home/takeda/bin/backup.shを実行するスケジュールを表す
デーモンプログラムとは、常に動作して何かを監視しているプログラムのことで、決められたタイミング(変化)をきっかけに、決められたアクションを起こします
- ① -u
- スケジュールの所有者であるユーザを「user」に指定します。省略した場合は、現在のユーザのスケジュールになります。
- ② -l
- ユーザのスケジュールの内容を表示します。
- ③ -r
- ユーザのスケジュールを削除します。
- ④ -e
- ユーザのスケジュールの編集を行います。
- ① FILE
- 設定するスケジュール内容を記述したファイルのパスを指定します。
- ② USERNAME
- スケジュールの所有者であるユーザを指定します。
crontabコマンドは、スーパーユーザ、もしくは許可されたユーザのみ実行することができます
# cat backup
00 10 * * * tar cvf /backup/home.tar /home
ファイル「backup」の内容# crontab backup
「backup」をスケジュールに登録#
# crontab _l
00 10 * * * tar cvf /backup/home.tar /home
catコマンド
本コンテンツは「UNIXコマンド辞典 ビギナー編」(2003年)を元にWeb用に再編集したものです
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