fdiskコマンドは、ハードディスク内にパーティションの情報を書き込みます。fdiskコマンドを実行すると、対話型のコマンド入力によって操作を行うことができます。対話コマンドをまとめると次のようになります。
コマンド | 内容 |
---|---|
a | ブート可能フラグを付ける |
b | bsdディスクラベルを編集する |
c | dos互換フラグを付ける |
d | 領域を削除する |
l | 既知の領域タイプをリスト表示する |
m | このメニューを表示する |
n | 新たに領域を作成する |
o | 新たに空のDOSパーティションを作成する |
p | 領域テーブルを表示する |
q | 変更を保存せずに終了する |
s | 空のSunディスクラベルを作成する |
t | 領域のシステムIDを変更する |
u | 表示/項目ユニットを変更する |
v | 領域テーブルを照合する |
w | テーブルをディスクに書き込み、終了する |
x | 特別な機能(エキスパート専用) |
UNIXでは使用目的によってディスク装置を複数の領域に分割して使いますが、この分割した領域ひとつひとつをパーティションと呼びます。このパーティションをどのように定義しているかを保存している場所をパーティションテーブルといい、通常ハードディスクドライブの先頭部分に存在します。また、FreeBSDでは、パーティションのことをディスクスライスといいます
- ① DEVICE
- パーティションテーブルを操作するデバイスの特殊ファイル名を指定します。
# fdisk /dev/hda1
特殊ファイル「/dev/hda1」の設定状況を確認
(中略)
コマンド(m でヘルプ): p
ディスク/dev/hda: ヘッド255, セクタ63, シリンダ2490
ユニット= シリンダ数of 16065 * 512 バイト
デバイス ブート 始点 終点 ブロック ID システム
/dev/hda1 * 1 1045 8393931 c Win95 FAT32 (LBA)
/dev/hda2 1046 1058 104422+ 83 Linux
/dev/hda3 1059 2456 11229435 83 Linux
/dev/hda4 2457 2490 273105 f Win95 拡張領域(LBA)
/dev/hda5 2457 2489 265041 82 Linux スワップ
コマンド(m でヘルプ):
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本コンテンツは「UNIXコマンド辞典 ビギナー編」(2003年)を元にWeb用に再編集したものです
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