umountコマンドは、mountコマンドの実行によってマウントされたファイルシステムをアンマウントします。アンマウントとは、マウントを解除することです。
- ① -n
- 通常はアンマウントの際、「/etc/mtab」へmountコマンドによって書かれたマウント情報を削除しますが、このオプションを指定すると削除しません。
- ② -f
[dd]
マウント先のファイルにアクセスしている場合や、カレントディレクトリがマウントポイント内にある時はアンマウントできませんが、このオプションを指定すると強制的にアンマウントします。[/dd]
- ① DIR
- マウントを解除するマウントポイントを指定します。
- ② DEVICE
[dd]
マウントを解除する特殊ファイル名を指定します。
同一のファイルシステムが複数のマウントポイントにマウントされていた場合にはエラーが発生するので、DIR
で指定するのが一般的です。
[/dd]
マウント先のファイルにアクセスしている場合や、カレントディレクトリがマウントポイント内にある時には、アンマウントできません
# ls /mnt/cdrom
dir01 dir02 file01
# umount /mnt/cdrom
# ls /mnt/cdrom
#
lsコマンド
UNIXでは、装置に対するアクセスもファイルとして扱います。このファイルを特殊ファイルと呼びます。通常は/dev配下にあり、/dev/cdromや/dev/fd0などです。各OSでその名前の付け方はさまざまですが、ここではLinuxに関する一般的なものを紹介します。
サウンドカード(audio)、CD-ROM(cdrom)、フロッピーディスク(fd)、IDEハードディスク(hd)、プリンタ(lp)、SCSIのCD‐ROM(scd)
同様にディスクのパーティションを表すにも特殊ファイルを使います。
IDE :プライマリマスタ(hda1、hda2……)
プライマリスレーブ(hdb1、hdb2……)
SCSI:1台目(SCSI IDが若いものから)(sda1、sda2……)
2台目(sdb1、sdb2……)
本コンテンツは「UNIXコマンド辞典 ビギナー編」(2003年)を元にWeb用に再編集したものです
All Contents copyright © 2003-2009 Odyssey Communications Inc., Shoeisha Co., Ltd.