米Facebookは、同社のAI研究所(Facebook AI Research:FAIR)が開発したオブジェクト検出のためのプラットフォーム「Detectron」を、1月22日(現地時間)にオープンソース化した。
「Detectron」プロジェクトは、高速かつ柔軟なオブジェクト検出システムの開発を目的に2016年7月より開始されており、Mask R-CNNや高密度オブジェクト検出のためのFocal Lossといった検出アルゴリズムを使用し、インスタンス分割など直感的なモデルの提供によって、視覚認識システムの進歩において、重要な役割を果たしている。
Facebookでは、多くのチームが「Detectron」を用いて、拡張現実機能を搭載したさまざまなアプリケーションの、カスタムモデルのトレーニングを行っており、トレーニング済みモデルはCaffe2ランタイムとして、クラウドやモバイル機器にデプロイできる。
「Detectron」は、GitHubにおいてApache 2.0ライセンスで公開されており、あわせて70以上のトレーニング済みモデルも公開されている。
【関連リンク】
・Facebook開発者向けサイト
・「Detectron」(英語)
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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