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世界大会への出場権をかけて戦った10チーム。その結果は?
Imagine Cupとは、2003年にMicrosoft創始者であるビル・ゲイツ氏の発案で始まった学生向けのITコンテスト。16歳以上の高校生、高専生、専門学校生、大学生、大学院生を対象に「世の中にインパクトを与える革新的でクリエイティブなソリューションやサービス」を開発し競い合うことで、国際競争力あるIT人材育成を目指す。今年で16回目となる同コンテストには、過去15回の間に世界190カ国から、のべ200万人以上もの学生が参加している。
Imagine Cupの世界大会には、自国の国内予選を勝ち抜いたチームが世界中から集結する。その世界大会に日本代表として出場するチームを決定するのが「Imagine Cup 2018 日本予選大会」だ。今年は、2次選考まで勝ち残った10チームがファイナリストとして登場し、世界大会への出場枠3チームを目指して戦った。
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日本国内予選では、全国各地からAIやMRなどのテクノロジーを用いた、質の高いソリューションが多く集まったという。
予選大会では、各チームが7分間のプレゼンテーションと3分間の質疑応答に挑み、自らが開発したソリューションの魅力と実現性を伝えた。Imagine Cupでは技術力はもちろん、開発したソリューションをどのように広げていくのか、その実現性も問われることになる。そのため、学生たちはビジネスプランなどを示して説明しなければならない。単にアイデアを形にするだけではなく、実社会で通用するかどうかが重要というわけだ。
こうしたプレゼンテーションによる戦いを経て、世界大会への出場権を手にしたのが、以下の3チームだ。
- Mediated Ear(東京大学)
- Team Emergensor(東京大学)
- ezaki-lab(鳥羽商船高等専門学校)
また、今年の日本国内予選の共催パートナーを務めた株式会社Preferred Networksから贈られる「Preferred Networks賞」にはCyberTech(筑波大学)が、来場したオーディエンスの投票で決まる「オーディエンス賞」には、世界大会出場を決めたMediated Ear(東京大学)が選ばれた。それぞれどのようなソリューションなのか、詳しく見ていこう。