「U-22プログラミング・コンテスト2020」受賞作品が発表、経済産業大臣賞＜総合＞は高齢者の自動車運転の課題解決に挑戦

　U-22プログラミング・コンテスト実行委員会は、「U-22プログラミング・コンテスト2020」の最終審査会を11月29日に開催し、経済産業大臣賞をはじめとする各賞を決定した。

本記事は、EdTechZineニュースからの転載です（元記事）。

　「U-22プログラミング・コンテスト」は、国内の優れたIT人材の発掘・育成を目的としたコンテストで、もともと経済産業省の主催で開催されており、後に運営母体を民間に移した。41回目の開催となる今年は、エントリー作品348点（応募者総数1201名）の中から16作品が事前に選ばれ最終審査会に進出していた。なお、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、作品のプレゼンテーションはオンラインで実施された。

　経済産業大臣賞は、高齢者の自動車運転事故の削減を目指した「AIを用いた自動車運転能力測定装置」が総合部門で受賞した。ビジネス展開の可能性が高いプロダクト部門では「点体望遠鏡」、技術面が優れているテクノロジー部門では「3密チェッカー」、独創性が高いアイデア部門では「deepMusa」がそれぞれ選ばれた。

　受賞した各賞の作品と制作者・学校名は次のとおり。

• 経済産業大臣賞（総合）：AIを用いた自動車運転能力測定装置（西村太雅・野田都里人／東京医科大学）
• 経済産業大臣賞（プロダクト）：点体望遠鏡（越智晃瑛／守山市立速野小学校）
• 経済産業大臣賞（テクノロジー）：3密チェッカ（坂井田逸斗／愛知工業大学情報電子専門学校）
• 経済産業大臣賞（アイデア）：deepMusa（鶴田慈貴／富士市立富士南中学校）
• 経済産業省商務情報政策局長賞（プロダクト）：PeriDot/Peree（本間大一優／東京都立武蔵高等学校）
• 経済産業省商務情報政策局長賞（プロダクト）：Let's! パーカス ～打楽器練習用ウェブアプリ～（真家彩人／東京都立西高等学校）
• 経済産業省商務情報政策局長賞（テクノロジー）：LEFTONE（米丸賜喜／東京工業高等専門学校）
• 経済産業省商務情報政策局長賞（テクノロジー）：Pick（今村翔太／科学技術学園高等学校）
• 経済産業省商務情報政策局長賞（アイデア）：DRONE FLIGHT（船橋一汰／一宮市立大和西小学校）
• 経済産業省商務情報政策局長賞（アイデア）：Road to IT master（五十嵐蒼太／札幌市立ノホロの丘小学校）
• SOMPO賞：AIを用いた自動車運転能力測定装置（西村太雅・野田都里人／東京医科大学）
• サイボウズ賞：Pick（今村翔太／科学技術学園高等学校）
• OBC賞：PeriDot/Peree（本間大一優／東京都立武蔵高等学校）
• さくらインターネット賞：キープル（GlassCode／HAL大阪）
• 日本事務器賞：ToyBot（ChotuGuys／日本工学院八王子専門学校）
• ピーエスシー賞：ホラーARSNS 夜亡キ（長政輝／N高等学校）
• PCAクラウド賞：3密チェッカー（坂井田逸斗／愛知工業大学情報電子専門学校）
• フォーラムエイト賞：deepMusa（鶴田慈貴／富士市立富士南中学校）
• 豆蔵ホールディングス賞：MEME（市川大葵／中央大学）
• CSAJ賞：ANCHORS CONNECTIVE（R-ICE／日本工学院八王子専門学校）
• CSAJ賞：SLIME KNIGHTS（宇佐美晃之／HAL名古屋）
• Best Viewers：Let's! パーカス ～打楽器練習用ウェブアプリ～（真家彩人／東京都立西高等学校）

　受賞作品の詳細などは、コンテストの公式ページで確認できる。