SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

DeveloperZine(デベロッパージン)- エンジニアの意思決定を支える技術情報メディア ProductZine

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

Salesforceでは誰もが主人公に――Dreamforce 2018レポート

Salesforceの認定資格最高峰CTAとは?――Dreamforce 2018に先立ち開催された第1回CTAサミット

Salesforceでは誰もが主人公に――Dreamforce 2018レポート

期待感が高まるiPaaS対応姿勢

 今年のDreamforceでは、Customer Success 360やMuleSoftが紹介され、インテグレーション分野に注力していくことが示された。これは同社を支えてきたサードパーティーであるアプリケーション・インテグレーター事業者に大きな影響を与える。

 Salesforceは約50製品を買収して拡張してきたため、複数のプラットフォームを内包している。例えば、Sales CloudとService Cloudは同じデータモデルだが、Commerce CloudやMarketing Cloudはプラットフォームが違うため、データモデルも違ってくる。

 従来、これらを統合するためにはコネクターやAPIを利用するが、そのやり方に公式なルールは存在しなかった。それこそサードパーティーに在籍するプロフェッショナル・ディベロッパーたちがそれぞれの工夫を凝らして統合する「腕の見せ所」でもあった。しかし、今回紹介されたCustomer Success 360は、Salesforce製品群の公式な統合手法へと発展する可能性も秘めている。

 同様にMuleSoftは、SAPやOracle、Microsoftなどが力を入れるiPaaS(Integration Platform as a Service)対抗サービスといえる。つまり、Salesforce製品とバックエンドの基幹アプリケーションをつなぐ役割を担う。

 Customer Success 360やMuleSoftが充実すれば、アクセンチュアの小林清一郎氏が指摘した「Salesforceの視点から大企業のアーキテクチャーを提案していく」世界へと進むだろう。

 CTAサミット最終日に開催されたレセプション・パーティーでは、そうした点が話題になった。例えば、テラスカイの今岡純二氏は今後のSalesforce製品群の統合について「現時点では、まだ公式なルールはありませんが、今後、そうした方向に進むことはわかりました。MuleSoftも買収したばかりで、Salesforceに最適化されているわけでもないですから、自社のツールを使うか、公式なツールを使うかはケースバイケースです。今後の展開が楽しみですね」と指摘する。

第1回CTAサミットに参加したテラスカイ 今岡純二氏
第1回CTAサミットに参加したテラスカイ 今岡純二氏

 また、同社の山田昌義氏(プリンシパルアーキテクト)は「同じ会社のCTAでも私と今岡では、プロジェクトの考え方やアプローチが違ってきます。(アプリケーションの統合という)企業全体のアーキテクチャーとなると千差万別で、なかなか一定のルールには収まりきれないかもしれません」と感想を述べている。

日本からCTAサミットに参加したメンバーたち。上段左から2列目はテラスカイ 山田昌義氏、下段左はPwCコンサルティング 迫田誠太郎氏
日本からCTAサミットに参加したメンバーたち。上段左から2列目はテラスカイ 山田昌義氏、下段左はPwCコンサルティング 迫田誠太郎氏

次のページ
コーディングを駆使するディベロッパー・キーノート

この記事は参考になりましたか?

Salesforceでは誰もが主人公に――Dreamforce 2018レポート連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

伊藤 一徳(イトウ カズノリ)

 早稲田大学卒業。日経BP社にてITpro編集、クロスメディア本部企画編成部、日経BP企画に従事。2007年12月、日経BP社長賞受賞。2011年2月に株式会社コミュニケーション・コンパスを設立。同社代表取締役に就任。現在、データ分析に基づいたメディアサイトや企業サイトのコンテンツ制作・運営を支援。...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/11254 2018/12/07 14:00

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー