PKSHA Technologyは、自然言語処理ライブラリ「Camphr(カンファー)」をオープンソースとして公開したことを、3月13日に発表した。
「Camphr」は、最先端の深層学習手法から従来のパターン・辞書などを用いたアルゴリズムまで、幅広い自然言語処理手法を自由に組み合わせられるオープンソースソフトウェア。
PKSHA Technologyは、研究者やエンジニアによる自然言語処理システムの研究・サービス開発の効率化・高度化と、それによる自然言語処理技術の、社会実装の加速を目的として「Camphr」を開発し、GitHub上に公開した。「Camphr」は、さまざまな手法を統一的に扱い、パイプライン化できるフレームワーク「spaCy」のプラグインとして実装されている。「Camphr」を使用することで、最先端の深層学習手法から従来手法まで、幅広い自然言語処理手法を組み合わせることが可能。
具体的な機能は以下の通り。
- BERT、XLNetなどの深層学習モデルを用いた言語解析・学習機能
- 多言語対応(75言語に対応したBERTベースの解析を提供するUdify)
- キーワード抽出、ELMoなどの埋め込みベクトル演算機能
- KNPを利用した構文解析機能
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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