エクセルソフトは、DMAトランザクションを実装可能なAPIとPowerShellのサポートを追加した、Jungo ConnectivityのUSB/PCI/PCI-Express向けデバイスドライバ開発ツール「WinDriver v14.30」を、4月21日に発売した。
「WinDriver」は、USB/PCI/PCI-Expressのデバイスドライバをユーザーモードで開発できるツールキット。ドライバ開発にあたって、OSの内部構造やカーネルレベルのプログラミング知識は必要なく、開発したコードは対応OS間で互換性がある。
短期間でのドライバ開発を可能にする、ウィザードによるグラフィカルな開発環境、API、ハードウェア診断ユーティリティ、サンプルコードが含まれており、カーネルドライバがハードウェアへのアクセスを提供するので、インストール後ただちに対象のデバイスと通信できる。
PCI/PCI-Express版では、汎用的なボードのサポートに加えて、Xilinx、PLX、Alteraといった主要チップベンダに対して拡張サポートを提供し、FPGA搭載のPCI-Expressボードの割り込み処理やDMA転送などを実装するドライバの、ユーザーモードでの開発を可能にしている。
今回、発売された「WinDriver v14.30」では、DMA、トランザクションAPIを追加するとともに、PowerShell経由でWinDriver .NET APIを使用するためのサンプルを追加した。また、Visual Studio、CMake、NSISを使用した自己解凍EXEインストーラーの生成、ARM64版LinuxにおけるNVDIA Jetson TX2のサポートが追加されている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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