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Twitter、APIバージョン2を発表、開発用途や目的別の新たな区分プロダクトトラック導入

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 米Twitterは、新API「Twitter APIバージョン2」を、7月16日に発表した。

 「Twitter APIバージョン2」は、これまでとはまったく異なる基盤上に構築されており、開発者が開発を簡単に始められたり、開発規模を拡大したりできるよう、複数のアクセスレベルを設けている。

 従来は、無料のスタンダード、有料でセルフサービス型のプレミアム、有料のカスタムAPIであるエンタープライズの3つに分かれていたが、今後はすべての開発者が同じAPIを使用するとともに、これまでの3つのレベルに代わって、開発用途や目的別の新たな区分としてプロダクトトラックを導入する。

 今回、提供が開始されたプロダクトトラックは「スタンダード」で、デフォルトのプロダクトトラックとして、開発を始めたばかりの人や、趣味で何かを開発している人、何らかの目的があって勉強したり教えたりしている人を含めて、ほとんどの開発者が対象となる。将来的には、高度なレベルのアクセスの追加を計画している。

 さらに近日中に、要件を満たした学術研究者に関連するエンドポイントで高度なレベルもしくはカスタムでのアクセスが得られる方法を提供するとともに、学術研究に役立つリソースやツールの提供を行っていくほか、Twitterの公式パートナーやエンタープライズデータカスタマーなど、Twitter API上でビジネスを構築する開発者を対象にしたプロダクトトラックの提供も開始する。

 あわせて、同社は開発者ポータルの変更も行い、新たに開発をスタートするためのオンボーディングウィザードを用意している。オンボーディングウィザードでは、アプリの管理、APIの使用状況や制限の把握、新しいサポートセンターへのアクセス、ドキュメントの入手が可能なほか、さらに多くの機能の追加も予定している。

 今回、リリースしたすべてのAPIは、新たに設けた基本アクセスレベルにて、無料で利用できる。最終的に1.1バージョンのスタンダード、プレミアム、エンタープライズのAPIはすべて、新しいAPIに切り替わるが、移行が完了するまでは開発すべきことが多く残っていることから、現段階のAPIは「アーリーアクセス版」と呼ばれている。

 今後、同社はロードマップを公開して、APIの最新情報を提供していく。

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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)

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https://codezine.jp/article/detail/12614 2020/07/21 07:00

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