米Gartnerは、IaaS型クラウドにおける市場シェアに関する調査結果を、8月10日(現地時間)に発表した。
同調査によれば、2019年のIaaS市場は37.3%拡大し、市場規模は2018年の324億ドルから445億ドルへと成長している。
2019年は上位5つのIaaSプロバイダが市場の80%を占めており(2018年は77%)、IaaSプロバイダの4分の3が2018年よりも成長した。
Amazonは、2019年に推定200億ドルの収益を上げており、IaaS市場の45%を占めている。同社は2018年にクラウドスタックのIaaSレイヤーを超えた機能を構築し、2019年も引き続きトップを維持した。
Microsoftは、IaaS市場の第2位を維持し、収益の半分以上が北米でのものとなっている。他のMicrosoft製品およびサービスと、Azure製品を共同販売することで、同社のIaaS商品は2019年に57.8%成長した。
中国のIaaSプロバイダであるAlibaba Cloudは、2019年に62.4%成長し、2018年の25億ドルから40億ドルを超える収益を達成している。
同じく中国のTencentは、2019年にIaaSサービスを100%以上拡大した。
GoogleのIaaSによる収益は、2018年の13億ドルから2019年には24億ドルに増加し、80.1%の成長を遂げている。同社のクラウドサービスは、堅牢なコンピューティングインフラストラクチャに関する業界固有のソリューションを提供することに重点を置いており、IaaS収益のほぼ半分を北米が占めた。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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