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「Java 15」リリース、暗号署名機能やZGCの本番移行など14の拡張/変更

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 米Oracleは、プログラミング言語Javaの最新版となる「Java 15」を、9月15日にリリースした。

 「Java 15」では、1つのインキュベーターモジュール、3つのプレビュー機能、2つの非推奨機能、および2つの削除を含む、おもに14の機能拡張/変更が行われている。

 新機能としては、エドワーズ曲線デジタル署名アルゴリズムを使用した暗号署名、実行時にクラスを生成する必要があるフレームワークを支援する非表示クラスが追加された。また、java.net.DatagramSocketおよびjava.net.MulticastSocketを、より単純かつ最新の実装に置き換えている。

 GCの一時停止時間を短縮することで生産性を向上し、数百メガバイト~数テラバイトまでのヒープを処理する低遅延GCであるZGCが実験的な機能から本番機能に昇格したほか、ほとんどのエスケープシーケンスの必要性を回避し、予測可能な方法で文字列を自動的にフォーマットし、必要に応じて開発者がフォーマットを制御できる複数行の文字列リテラルであるテキストブロックが、Javaにおける永続的な機能となった。また、Shenandoah GCも本番機能に昇格したが、デフォルトのGCとしては提案されない。

 プレビュー機能としては、密封されたクラスとインターフェースでプログラミングを強化することによって開発者の生産性を向上するシールドクラスが追加されたほか、一般的なボイラープレートコードを不要にするinstanceofのパターンマッチングや、レコードの再プレビューも行われる。さらに、外部メモリアクセスAPIの再インキュベートも行われている。

 そのほか、バイアスロックがデフォルトで無効化され、関連するすべてのコマンドラインオプションが廃止、削除のためのRMIアクティベーションが廃止、Nashorn JavaScriptスクリプトエンジンとAPI、およびjjsツールが削除、Solaris/SPARC、Solaris/x64、およびLinux/SPARCポートのサポートが削除された。

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