米Googleは、コンテナ環境をサーバレス環境として利用できるようにする「Cloud Run for Anthos」において、Google Cloud上でイベント駆動型システムを簡単に構築可能にするイベント機能のベータ提供を、9月24日(現地時間)に開始した。
「Cloud Run for Anthos」のイベント機能では、パブリックHTTPエンドポイントを公開することなく、Google Kubernetes Engine(GKE)クラスタでサービスをトリガーできるほか、Cloud AuditログによるGoogle Cloud StorageやCloud Scheduler、Pub/Subなど60以上のGoogleサービスをサポートしており、標準化されたイベントインフラストラクチャを経由して、サービス間で信号を送れるコードが生成するカスタムイベントや、CloudEvents標準への準拠による一貫したエクスペリエンスを実現している。
おもな用途としては、Cloud Storageイベントを使用したデータ処理パイプラインのトリガーによる疎結合システムの作成、BigQuery監査ログイベントを用いたデータ読み込み完了時のプロセス開始およびデータ書き込みによる疎結合、Cloud Schedulerイベントによるバッチジョブのトリガー、カスタムイベントを使用したマイクロサービス間での信号送信による非同期調整インフラの活用などが想定される。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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