米MicrosoftのAzure SDKチームは、「Azure SDK for C++」の、最初のベータ版を10月13日(現地時間)にリリースした。
「Azure SDK for C++」は、C++に特化したSDKであり、複数のAzureサービスと通信する際の動作とAPIサーフェスの一貫性を保証する。
一般的なC++ライブラリと同様に、バイナリ形式ではなくソース形式で提供され、CMakeを用いる環境において、簡単に使用できる。すべてのC++ 14コンパイラを対象にしており、gcc、clang、XCode、Visual C++コンパイラを使用して、x86、x64、ARM32、ARM64の各CPUアーキテクチャにてテストされている。
Linux、Windows、macOSを公式にサポートし、比較的限られた基本語彙のみを使用しているので、理解およびデバッグしやすい。また、libcurl上に構築された同期ネットワークアクセスを使用するため、非同期プログラミングの経験がなくても、Azureサービスを使用できる。
今回、リリースされた最初のベータ版では、Azure Blob Storage、ファイル共有、データレイクをサポートしており、Azure KeyVault Keysも近日中にサポートされる予定となっている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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