GNUプロジェクトは、デバッガ「GDB 10.1」を10月24日(現地時間)にリリースした。
GDBは、Ada/C/C++/Fortran/Go/Rustをはじめとする、数多くのプログラミング言語に対応した、ソースレベルのデバッガ。さまざまなプラットフォームに対応しており、GNU/Linux、UNIX、Windowsで動作する。
「GDB 10.1」では、BPFのデバッグに対応したほか、ARC GNU/LinuxとRISC-V GNU/LinuxにおけるGDBserverをサポートしている。
ほかにも、debuginfodや、64ビット版Windows GDBを使用した32ビットWindowsプログラムのデバッグ、GNU Guile 3.0および2.2を使用したGDBの構築をサポートするとともに、スレッドによる起動時のパフォーマンス向上、PythonおよびGuile APIデバッグ時のさまざまな機能強化、TUIモードにおける修正と機能強化、試験的なマルチターゲットデバッグのサポートなどが行われた。
なお、LynxOSや一部のLinuxディストリビューション、Windows CEにおけるGDBserverのサポートが削除されている。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です