米Amazon Web Servicesは、Amazon Elastic Kubernetes Service(EKS)で使用されているKubernetesディストリビューションと同じものを、「Amazon EKS Distro」として12月1日(現地時間)からオープンソースで提供している。
Amazon EKS Distroは、アプリケーションがデプロイされている場所に、手動でKubernetesクラスタを作成したいユーザーに向けたディストリビューションで、Kubernetes、CoreDNS、upstream CNIのコアバイナリ、CSI Sidecarコンテナ、および最新セキュリティパッチのビルドとコードを提供する。
Amazon EKS Distroで作成されたクラスタは、同じKubernetesリリース、バージョンに合わせた依存関係、Amazon EKSによってデプロイされたセキュリティパッチを実行して、信頼性が高く安全なKubernetesクラスタの作成、および自己管理を行う。
ユーザーは、Amazon Simple Notification Service(Amazon SNS)におけるEKS Distroトピックに登録することで、更新とセキュリティパッチを追いかける労力を削減可能で、コミュニティサポートの有効期限が切れた後は、Amazon EKSでサポートされるバージョンのバックポートパッチを使用して、Kubernetesバージョンの拡張サポートも提供する。
kops、kubeadm、またはGitHubのドキュメントにおけるクラスタ作成のガイダンスに従って、Amazon EKS Distroの利用を開始できるほか、ビルド環境設定、ツール、および公開されたイメージのハッシュを使用してAmazon EKS Distroのビルドを複製し、ダウンロードが転送中に改ざんされていないことを確認するオプションも用意している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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