Webアプリケーションおよびモバイルアプリケーションテストの自動化を可能にする、プログレッシブ自動化フレームワークWebdriverIOの開発チームは、最新版となる「WebdriverIO v7」を2月9日(現地時間)にリリースした。
今回のアップデートでは、コードベースのTypeScriptへの移行が行われたが、エンドユーザーにはほとんど影響はない。
一方で、すべての場所において型をアップデートし、配布方法を変更したため、TypeScriptユーザーのみ影響を受ける。たとえば、「Cucumber v7」にアップグレードし、コードベースをTypeScriptへ移行するのにともない、適切な型安全を確保するために、いくつかのCucumberフックが更新されている。
具体的な修正内容としては、コードベースのTypeScriptへの移行によって、すべての型がコード自体から直接取得され、新たなヘルパーパッケージ@wdio/typesに一元化される。また、「Node v10」がメンテナンスLTSフェーズへ移行されたことを受けて、「Node v10」のサポートを終了した。
そのほか、ページエクスペリエンス測定ツールであるGoogle Lighthouseとの統合が強化され、Cumulative Layout ShiftsやFirst Input Delayといったパフォーマンス指標が有効になるとともに、プログレッシブWebアプリ(PWA)の品質テスト機能の追加、自動コンパイルへの対応、WebDriverプロトコルへのより厳格な準拠、テスト内のコードカバレッジのアサート、ドキュメントの更新などが行われている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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