はじめに
Alinous-Coreは、WebDBアプリケーションの開発に特化したドメイン固有言語です。C言語やJavaのようになんでもできるという言語ではありません。Alinous-Coreができることは目的に特化しているために限られるわけですが、その代わりに特化した部分の開発に関しては、他の言語よりも非常に簡単で効率の良い開発を行うことができます。
Alinous-Coreの開発用実行環境は、無償で提供されているため、誰でも無料でダウンロードでき、すぐに動かしてみることが可能です。ぜひ、実際に動かしてみて、Alinous-Coreの開発効率と利便性を味わってみてください。
過去の記事
- HTMLとSQLで簡単Web-DB開発 次世代Web開発言語「Alinous-Core」
- Alinous-CoreでHTMLパーツの部品化
- Alinous-Coreの認証FWでBASIC認証とフォーム認証を運用
インストール
Alinous-Coreの開発環境は、フリーのEclipseプラグインとして提供されています。そして、Eclipseプラグインのネットワークインストール機能を使って簡単にインストールすることができます。
インストールするための前提
Alinous-Coreのインストールに必要な環境は、Eclipse3.2.2に準じます。Eclipseが動く環境であればすぐにインストールすることができます。また、Alinous-CoreプラグインはApache Derbyを内部に開発用の組込みDBとして持っているので、今回はこれをDBとして使います。
JDK | バージョン1.5以上 |
Eclipse | バージョン3.2.2以上 |
Eclipseプラグインのインストール
Eclipseプラグインのインストール手順を説明します。まず図1のようにEclipseのメニューにある[Help]のメニューから[Software Updates]-[Find and Install]を選択します。
次に[Search for new features to install]を選びます。
すると図3のように、デフォルトで設定されている更新サイトの一覧が表示されます。現在、ここにはAlinous-Coreのための更新サイトはありませんので追加する必要があります。ダイアログの右上にある[New Remote Site]ボタンを押してください。
表示されたダイアログボックスに、図4にあるように更新サイト名と更新サイトアドレスを入力し、[OK]ボタンを押します。
選択リスト一覧の中にAlinous-Coreの更新サイトが加わるので、図5のようにチェックボックスにチェックをいれて[Finish]ボタンを押してください。
ライセンスに関する確認に同意し、最後に実行すると、自動的にダウンロードとインストールが行われます。なお、インストール後にEclipseの再起動を行うことで、インストール作業が全て完了します。