米GitHubは、オープンソースのソフトウェアフレームワークElectronの最新版「Electron 12.0.0」を、3月2日(現地時間)にリリースした。
「Electron 12.0.0」には、Chromium 89、V8 8.9、Node.js 14.16へのアップグレードが含まれている。
おもな変更としては、コンテキストブリッジであるexposeInMainWorldメソッドで非オブジェクトAPIを公開できるようになったほか、Node 12からNode 14へのアップグレード、メインプロセスからWebContentsインスタンスのサブフレームへのアクセスを可能にするwebFrameMain APIの追加、contextIsolationとworldSafeExecuteJavaScriptのデフォルト値のtrueへの変更などが行われた。
重大な変更としては、remoteモジュールの非推奨化、crashReporter.start({ compress })のデフォルト値のfalseからtrueへの変更、Flashサポートの削除、Chromiumで削除された古いx86サポートの削除などが実施されている。
そのほか、Electronプロジェクトのサポートポリシーに従って、Electron 9.x.yのサポートを終了した。なお、Electronは新メジャーバージョンと、それらのコンポーネントの新バージョンを、ほぼ四半期ごとにリリースする予定となっている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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