「Kotlin 1.5.0-RC」では、「Kotlin 1.5.0」への搭載を予定する、すべての機能が利用可能となっており、標準ライブラリおよびテストライブラリが変更されている。
標準ライブラリでは、符号なし整数型と演算を安定したものとして分類し、オプトインなしで利用できるよう変更され、符号なし整数型、符号なし整数型の範囲とProgression、符号なし整数型で動作する関数が新たに安定したAPIとなった。
そのほか、java.nio.file.Pathの拡張関数を通じて、非ブロッキングJava I/OをKotlin-idiomaticスタイルで利用可能となるとともに、文字列や文字のケースを変更するためのロケールに依存しないAPIが追加され、プラットフォームのロケール設定に関係なく同じように機能するようになっている。また、文字とその整数コードおよび数値を変換するための関数や、すべてのプラットフォームで共通のコードで多数の関数を使用できるようするchar APIが追加されるなど、数多くの機能追加・変更が行われた。