JavaScript実行環境Node.js開発チームは、Node.jsで書き起こされたHTTP/1.1クライアントUndiciの最新版となる「Undici v4.0.0」を6月16日(現地時間)にリリースした。
「Undici v4.0.0」では、llhttpのWASMビルドに移行したことで、2021年後半にV8およびNode.jsに導入される、新たなSIMDアクセラレーションの活用を可能にするとともに、--insecure-http-parserオプションが削除されている。
さらに、エージェントとグローバルAPIを介して、ディスパッチされたリクエストのリダイレクトを自動で追跡するようになったほか、パススルー形式またはブロッキング形式のどちらかで発信コールをインターセプト可能な、ネイティブのモッキングレイヤをサポートした。
開発チームは現在、Undici上にNode.jsのどの代替手段よりも高速なWHATWGフェッチの実装を行っており、HTTP/2サポートも再開されている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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