ギークリーは、同社が運営するIT・Web・ゲーム業界専門の人材紹介サービス「Geekly」を5月に利用していた企業と転職希望者を対象に実施した、IT業界の転職市場に関する調査結果を、6月18日に発表した。
調査結果では、開発エンジニアの求人を増やした業種として「Webサービス企業」「SaaS企業」が目立った。SIerの求人も含めて半分以上を占める一方で、コンサルティングファームや非IT企業の参画も見受けられ、開発エンジニアの採用競争が激化している様子が伺えた。
面談者の退職状況を分析した結果、4月に比べて5月は「退職している」比率が16%から13%へ減少した。「退職するか検討中」は、39%から41%へ増加した。
求人企業サイドは4月から引き続き採用ニーズの高まりを見せており、求人数も12,000で過去最高水準を更新する結果となった。一方、求職者サイドは退職している比率が減少しており、退職を迷っている人材も増加していることから、引き続き転職意向度が低い状態が続いていることが分かった。
同社で面談した求職者を年齢別に分析した結果、今年3月に伸長した25歳以下の若手層は、5月に入っても15%だった。
また、同社で面談した求職者の職種を分類して、占有率を昨年5月と比較した結果、下流SEの占有率が4%増加した。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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