米Googleは、仮想マシンサービス「Google Compute Engine」において、新たな仮想マシン「Tau VM」の提供を6月17日(現地時間)に開始した。
Tau VMは、スケールアウトワークロードにおける費用効果の高いパフォーマンスを実現すべく最適化されている。
Tau VMファミリーの最初のインスタンスタイプであるT2Dは、第3世代AMD EPYCプロセッサに基づいており、現在利用できる主要なパブリッククラウドプロバイダのスケールアウトワークロードに対して、卓越したパフォーマンスとワークロードのTCOを実現する。
Tau VMは、VMごとに最大60vCPU、vCPUごとに4GBのメモリを備えた、複数の事前定義されたVM形状で提供され、最大32Gbpsのネットワーク帯域幅と幅広いネットワーク接続ストレージオプションを提供する。そのため、Tau VMはWebサーバ、コンテナ化されたマイクロサービス、データロギング処理、メディアトランスコーディング、大規模なJavaアプリケーションなどのスケールアウトワークロードに適している。
Google Kubernetes Engine(GKE)でもTau VMがサポートされており、コンテナ化されたワークロードのコストパフォーマンス最適化に寄与する。GKEノードプールにてT2Dマシンタイプを指定することで、Tau VMがGKEクラスタに追加される。
128GBのメモリを搭載した32vCPUの価格は、us-central1でのオンデマンド使用では1時間あたり1.3520米ドルとなる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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