米Amazon Web Servicesは、Amazon EMR on Amazon EKSにおいて、カスタマイズ可能なイメージのサポートを開始したことを、6月24日(現地時間)に発表した。
カスタマイズ可能なイメージのサポートによって、EKSクラスタにおいてApache Sparkを使用して分析アプリケーションを実行する、Dockerラインタイムイメージを変更できるようになる。
独自の継続的インテグレーション(CI)パイプラインを用いて、パフォーマンスが最適化されたEMR Sparkランタイムに基づき、アプリケーションとその依存関係の両方を含むコンテナを作成可能なため、イメージの構築にかかる時間が短縮され、ローカル開発またはテスト用のコンテナ起動の予測に役立つ。
データエンジニアとプラットフォームチームは、ベースイメージを作成して企業の標準ライブラリを追加し、Amazon ECRに保存できるようになるとともに、データサイエンティストはアプリケーション固有の依存関係を含めるよう、イメージをカスタマイズすることが可能となり、結果として得られる不変のイメージは脆弱性をスキャンしてテスト環境と本番環境にデプロイできる。また、開発者はカスタマイズされたイメージを指定して、Amazon EMR on Amazon EKSで実行可能になった。
カスタマイズ可能なイメージは、Amazon EMR on Amazon EKSが利用できるすべてのAWSリージョンで設定可能となっており、利用にあたって追加料金は発生しない。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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