米Amazon Web Servicesは、VPCセキュリティグループルールIDの提供を、7月7日(現地時間)に開始した。
セキュリティグループは、Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)インスタンスや、Amazon Relational Database Service(RDS)データベースといったクラウドリソースの仮想ファイアウォールとして機能し、入力および出力ネットワークトラフィックの制御を可能にしており、セキュリティグループのルール、プロトコル、送信元または宛先のIPアドレスとポート番号の組み合わせなどで構成されている。
AWS CLIまたはAPIを使用してセキュリティグループルールを変更する場合は、ルールを識別するためにすべての要素を指定する必要があったが、セキュリティグループルールの一意の識別子であるセキュリティグループルールIDを使用すれば、コマンドを簡素化できる。また、セキュリティグループルールへのタグ付けが可能になるため、複数のセキュリティグループにわたってセキュリティグループルールのセットをすばやく一覧表示または識別できるようになる。
セキュリティグループルールIDは、ルールをセキュリティグループに追加するとセキュリティグループルールに自動的に追加され、AWSリージョンで一意となる。また、既存のセキュリティグループルールに対して、IDを用いて後からタグを追加することも可能となっている。
なお、セキュリティグループルールIDは、すべての商用AWSリージョンにおいて、VPCセキュリティグループルールに無料で利用できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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