米GitHubは、Railsに複数のクラスタにまたがる関連付けを処理する機能を追加したことを、7月12日(現地時間)に発表した。
同機能は、RailsメインからGitHubを実行し、見つかったバグを報告・修正し、アップストリームにプッシュするにあたって、関連付けが複数のデータベースにまたがったときにクエリの結合を無効にするために実装されている。
GitHubには、Railsモノリスで構成された30個のデータベース(15個のプライマリと15個のレプリカ)があり、15個のプライマリはそれぞれ異なるスキーマを持っている一方、同じスキーマを持つ15個のシャードが存在する。クラスタの異なるテーブル同士を結合しようとするとエラーが発生するため、GitHubではSQLを記述し、最初のテーブルからIDを選択して、2番目のクエリで使用して適切なレコードを見つける必要があった。
なお、結合を無効にする必要があるアプリケーションでは、これらの関連付けのデータベースパフォーマンスが低下する場合があるほか、クエリが結合データベースからの順序と制限に依存している場合、リクエストのパフォーマンスに影響が出る可能性がある。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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