暗号学的ハッシュ関数BLAKE3の開発チームは、最新版となる「BLAKE3 1.0.0」を7月25日(現地時間)にリリースした。
BLAKE3は、前身のBLAKE2や、MD5、SHA-1、SHA-2、SHA-3より非常に高速な暗号化ハッシュ関数。
バージョン0.3.8以降の変更点としては、Hash::from_hex()が追加され、ハッシュ化のためのFromStrを実装したほか、Hash::from_hex()と同等のハッシュ表示を実装している。
さらに、constant_time_eqを使用してハッシュのPartialEq<[u8]>を実装したほか、32バイトの配列を返すようderive_key()を変更するとともに、Hasher::update_with_join()をHasher::update_rayon()に置き換えた。
ほかにも、constジェネリックを使用するarrayvecをバージョン0.7.0へアップグレードし、サポートするRustコンパイラの最小バージョンを1.51にするとともに、不安定な機能であるtraits-previewのバックエンドにあるダイジェストとcrypto-macトレイトの実装をゲートし、その一環としてcrypto-macをバージョン0.11.0にアップグレードしている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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