米HashiCorpは、シークレット管理ソリューションの最新版「HashiCorp Vault 1.8」の一般提供を、7月28日(現地時間)に開始した。
「HashiCorp Vault 1.8」は、コアワークフローを改善し、主要な機能を本番環境で使用できるようにすることに重点を置いている。
おもな新機能や機能改善としては、Vaultが起動していない状況で、より迅速なトラブルシューティングとユーザーフレンドリーな診断を可能にするVault Diagnoseや、プライマリとは独立して管理される独自のAutopilot構成を備えたDRセカンダリクラスタのサポートが追加された。
さらに、AWS KMSサポートが一般提供となり、リースのライフサイクルを管理するExpiration managerに取消不能なリースを取り消そうとするのをやめる機能が追加されるとともに、CLIおよびAPIを介したレポートと、古い取消不能なリースを自動でクリーンアップする機能が追加されている。
ほかにも、コントロールグループにおいて一部の操作でコントロールグループの承認をトリガーするコントロールグループトリガーや、エンドユーザー使用許諾契約をチェックし、ライセンスを自動で読み込む機能、データベースシークレットエンジンにおけるMicrosoft SQL ServerとMySQLのUIサポート、およびUIでシークレットをマスクする機能など、数多くの機能追加・改善が行われた。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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