米Googleは、2021年に立ち上げたプロダクトや機能の、現時点でのトップ5を、8月24日(現地時間)付のブログ投稿にて発表している。
1つ目は、Google Cloud MLサービスのUIとAPIを1つに統合し、機械学習モデルを大規模に構築、トレーニング、デプロイするプロセスを簡素化する「Vertex AI」で、AutoMLまたはカスタムコードを使用してモデルをトレーニングおよび比較が可能で、すべてのモデルが一元化したモデルリポジトリに保存され、Vertex AIの同じエンドポイントにデプロイできる。
2つ目は、Google Kubernetesエンジン(GKE)におけるKubernetesクラスタを、作成および管理するための新たな動作モードである「GKE Autopilot」で、GKEはノードやノードプールなどの基盤となるインフラストラクチャを構成および管理し、ターゲットワークロードとポッドのリソースリクエスト(CPU、メモリ、エフェメラルストレージ)ごとの課金のみに集中することが可能になる。
3つ目は、スケールアウトワークロードの費用効果の高いパフォーマンスのために最適化された新しいCompute Engineファミリ「Tau VM」で、Tau VMファミリの最初のインスタンスタイプであるT2Dは、第3世代AMD EPYCTMプロセッサに基づいており、パフォーマンスとワークロードの総所有コストの両方で、主要なパブリッククラウドプロバイダーが提供するスケールアウトワークロード用のVMを上回る。
4つ目は、“インテリジェントデータファブリック”と呼ばれ、データウェアハウス、データレイク、データマート、データベースの統合データ管理を利用できる「Dataplex」で、サイロ全体でデータを一元的に管理、監視、統制し、さまざまな分析ツールやデータサイエンスツールからの、データへの安全なアクセスを可能にする。
5つ目は、サーバレスワークフローを使用してGoogle CloudおよびHTTPベースのAPIサービスをオーケストレート・自動化できる「ワークフロー」で、パブリックAPIを持つほぼすべてのものの相互接続を可能にしており、複数のCloud Functionsの相互接続や、Cloud FunctionsとCloud Runサービス、Google Cloud API、外部APIなどを組み合わせることができる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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