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Canonical、Linuxディストリビューション最新版「Ubuntu 21.10」がリリース

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 英Canonicalは、LinuxディストリビューションUbuntuの最新版となる「Ubuntu 21.10」を、10月14日(現地時間)にリリースした。

 「Ubuntu 21.10」では、静的分析の完全サポートを含むPHP 8とGCC 11や、動的なワークスペースとタッチパッドジェスチャに対応したGnome 40、セキュリティが向上するとともに、最新バージョンと拡張サポートリリースバージョンの両方へのアクセスが保証されたFirefoxなどが採用されている。

 また、Windows Subsystem for Linux(WSL)環境におけるグラフィカルアプリケーションのサポートも強化され、変更なしでUbuntuデスクトップアプリケーションをWSLで実行できるようになった。

 「Ubuntu 21.10」のリリースにあわせて、同バージョンのOCIイメージがDocker HubとAmazon ECRのパブリックレジストリに提供されており、LTS Dockerイメージは「Ubuntu 21.10」のライフタイム終了までコンプライアンスやセキュリティを含む更新が提供される。

 なお、Canonicalが提供する最新のLTS Dockerイメージには、Grafana、Prometheus、NGINXが含まれるほか、リアルタイムのスクレイピングやアラート、Prometheus統合を新たに搭載したApache Cassandra v4や、SquidとBind 9も収録されている。

 ほかにも、「Ubuntu 21.10」ではLinuxカーネルのバージョン5.13に搭載されている実稼働環境向けの新たなランタイムメモリエラー検出器Kernel Electric Fence(KFENCE)がデフォルトで有効になっており、パフォーマンスへの影響を最小限に抑えつつ、amd64アーキテクチャとarm64アーキテクチャの両方の各システムコールエントリで、カーネルスタックにおけるメモリ位置のランダム化が可能になっている。

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