米Microsoftは、「Windows Terminal Preview 1.12」を10月20日(現地時間)にリリースした。
Windows Insider ProgramのDevチャネルやWindows 11では、Windows Terminalの安定版をデフォルトのターミナルエミュレータとして設定できるようになっている。
また、「Windows Terminal Preview 1.12」では、起動された実行可能ファイルとその端末プロファイルの一致を適切に処理するようになり、たとえば[スタート]メニューから[コマンドプロンプト]をクリックすると、cmd.exeを実行するデフォルトのプロファイルではなく、コマンドプロンプトのプロファイルが開くようになった。なお、同機能は現時点ではPreviewのみで利用でき、将来のリリースでWindows Terminalにも搭載される予定となっている。
さらに、再起動後に以前のタブとペインを復元するよう、設定することが可能になったほか、Windows 11において完全な透過をサポートし、テキストが不透明なまま背景を透明にできるようになった。
ほかにも、バッファに表示されたテキストのキーボードによる選択や、Visual Studio Developer Command Prompt(Visual Studio 2017以降)やVisual Studio Developer PowerShell(Visual Studio 2019.2以降)のプロファイルの自動生成などの機能改善や、タッチキーボード使用時にコンソールウィンドウをタップした際の挙動の修正や、すべてのイベントにおけるビューポートがスクロールされた際のマウス座標の修正といったバグ修正も行われている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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