米MicrosoftのWindows AIチームは、機械学習モデルをトレーニングするためのPyTorchのバックエンドとして使えるようにすべく、畳み込みニューラルネットワーク(CNNS)のサポートを提供する、PyTorch-DirectMLパッケージのプレビューリリース提供を、10月21日(現地時間)に開始した。
今回、発表されたプレビューリリースは、WindowsおよびWindows Subsystem for Linux(WSL)上のDirectX12 GPUによって、PyTorchの高速機械学習トレーニングを実現するための、最初のステップとなる。
PyTorch-DirectMLパッケージでは、DirectML APIとPyTorch Tensorプリミティブを呼び出す「DML」デバイスを導入することで、DirectMLがPyTorchフレームワークと統合される。DirectMLオペレータへの呼び出しのオーバーヘッドは最小限であり、DirectMLバックエンドは既存の他のPyTorchバックエンドと同じように機能する。
なお、このハードウェアアクセラレーションによるPyTorchのトレーニングは、AMD、Intel、NVIDIAとの共同設計によって実現されている。
同パッケージは、pipまたはPyPIを通じてインストールできる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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