JavaScriptモジュールの管理に用いられることの多い、オープンソースのパッケージマネージャYarnの開発チームは、最新版となる「Yarn 3.1」を10月26日(現地時間)にリリースされている。
「Yarn 3.1」では、Yarnとpnpmの両方のバイナリを含み、パッケージマネージャおよびそのバージョンの特定を可能にするNode.js Corepackプロジェクトが統合されるとともに、initコマンドが改善され、Corepackが正しくサポートされるようになった。
さらに、node_modulesリンカの使用時はESMがサポートされているものの、完全にはサポートされておらず、Loader Hook APIを用いて試験的に実装されている。
ほかにも、シンボリックリンクベースのインストールを利用可能な、新しいインストールモードpnpmのサポートや、条件付きパッケージへの対応、条件に応じてコマンドが実行されるスマートチェンジセットフィルタの搭載、workspaceコマンドへの新たな構文の追加などが行われた。
なお、Yarnはスポンサーシップを受け入れるようになっており、OpenCollectiveまたはGitHub Sponsors経由で寄付を受け付けている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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