スパークスシステムズジャパン株式会社はUMLモデリングツールの最新版「Enterprise Architect 7.0」をリリースした。
スパークスシステムズジャパン株式会社は11日、プロフェッショナル向けUMLモデリングツールの最新版「Enterprise Architect 7.0」をリリースした。UMLモデリングツールは数多く存在するが、「Enterprise Architect 7.0」は豊富な機能と高いカスタマイズ性、そして低価格が特徴のツールだ。
新バージョンの7.0では、UML 2.1で定義された13種類すべての図の描画に対応したほか、シーケンス図の自動生成機能などを搭載した。また、監査機能などによる変更履歴管理ができるようになっている。
元々、Enterprise Architectはモデル図からソースコードを生成する機能や、逆にソースコードを読み込んでモデル図を作成するといった機能を持っており、10種類のプログラミング言語(C、C++、C#、Java、Visual Basic、VB.NET、Delphi、PHP、Python、ActionScript)に対応している。今回のバージョンアップでは特にC言語におけるオブジェクト指向対応を強化した。
また、組み込み機器での設計に使われる状態遷移表とステートマシン図の相互変換に対応。複雑なモデリング図で判別しにくくなりがちな状態遷移情報を一覧にして表示することができ、状態遷移表で編集した内容はそのままステートマシン図に反映されるようになっている
加えてEnterprise Architectは、高い表現力とカスタマイズ性が持ち合わせている。モデル図における色、フォントなどの変更はもちろん、状態遷移表で使用する文言などもカスタマイズすることが可能で、普段の業務で使われる用語を用いて図表を作成することができる。
価格はデスクトップ版の17,325円(ダウンロード販売)から。Enterprise ArchitectのWebサイトから評価版をダウンロードすることもできる。すでに国内2,500の企業・部署で19,000ライセンスが使用されているが、スパークスシステムズジャパンでは今期6,000ライセンスの獲得を目指している。
Enterprise Architect(EA) - 現場で闘う人のためのUMLモデリングツール
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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