米Amazon Web Servicesは、新たなデータベース機能として、「Amazon RDS Custom」「Amazon DynamoDB Standard-Infrequent Access(Standard-IA)」「Amazon DevOps Guru for RDS」を、12月1日(現地時間)に発表した。
Amazon RDS Customは、基盤となるデータベースとOSのカスタマイズを必要とするビジネスアプリケーション向けのマネージドデータベースサービス。ハードウェアのプロビジョニングとスケーリング、データベースのセットアップ、パッチ適用、バックアップといった、時間のかかる管理タスクを行うことなく、データベース環境と基盤となるOSを構成し、設定の変更、カスタムパッチのインストール、ビジネスアプリケーションの要件(カスタムデータベースのマイナーバージョン、サードパーティのセキュリティおよび診断ソフトウェア、特定のファイルシステム構成など)を満たすためのサードパーティソフトウェアの統合を行うことができる。
Amazon DynamoDB Standard-Infrequent Access(Standard-IA)テーブルクラスは、頻繁にアクセスされることのないデータを格納するテーブルの、DynamoDBコストを最大60%削減できる。標準のDynamoDBテーブルよりも最大60%低いストレージコストを提供し、ストレージが主要なテーブルコストであるテーブルにとって、もっとも費用効果の高いオプションとなる。一方でAmazon DynamoDB Standardテーブルクラスは、Standard-IAテーブルクラスと比較して最大20%低いスループットコストとなっており、ユーザーはDynamoDB StandardとDynamoDB Standard-IAを切り替えて使える。
Amazon DevOps Guru for RDSは、機械学習を使用して発見が困難なデータベースにおけるパフォーマンスの問題を、より適切に検出および診断し、それらを解決するための推奨事項を迅速に提供する。データベース関連の問題を検出するためのAmazon DevOps Guruの機能を基に、Amazon RDSにおけるリソースの過剰使用や特定のSQLクエリの誤動作といった、パフォーマンス関連の問題を検出する。問題発生時に、それを通知するとともに、根本原因に関する診断情報、問題の範囲の詳細、インテリジェントな改善策の提案を提供する。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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