米GitHubは、コンテナイメージの署名に対するsigstoreサポートを、GitHub Actionsスターターワークフローに統合し、開発者がデフォルトでコンテナイメージに署名できるようにしたことを、12月6日(現地時間)に発表した。
同社は、オープンソースのセキュリティリスクから開発者を保護するための業界グループ「Open Software Security Foundation(OpenSSF)」の創設メンバーであり、同グループでは署名されたソフトウェア成果物の安全な構築、配布、検証を可能にするオープンソースセキュリティプロジェクトであるsigstoreを後援している。
GitHub Actionsを使用したコンテナ署名には、複数の形式による署名キーとキーバリュー型のアノテーションをサポートする、cosignコマンドが使用される。
独自の秘密鍵をプロビジョニングまたは管理することなく、GitHub Actionsが提供するOIDCトークンを使用してコンテナイメージに署名でき、GitHub Actionsワークフローの追加以外に設定が不要となっている。
なお、GitHub Actionsによるキーレス署名には、ユーザー名、組織名、リポジトリ名、ワークフロー名を含む、Rekor形式の公開透明性ログが含まれているので、プライベートリポジトリ名がサードパーティのサービスに漏えいするのを防ぐために、プライベートリポジトリでは無効となる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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