米Microsoftは、Microsoft Graph Assignments APIが、educationAssignmentやeducationCategoryといった、特定の教育リソースタイプにおけるデルタクエリのサポートを、12月13日(現地時間)に発表した。
デルタクエリでは、コレクション全体の完全な読み取りを行うことなく、アプリケーションによる新規作成または更新されたエンティティのクエリが可能になっており、教育リソースではAPI呼び出し元がデルタクエリを発行することで、複数のGET割り当てAPI呼び出しを発行することなく、送信リソースの変更を含む新規作成または更新された割り当てを取得できる。
デルタクエリによって、アプリケーションは変更をプロアクティブに監視し、状態の変更を効率的に追跡および取得可能となり、データをローカルにキャッシュまたは保存して、そのデータを最新の状態に保つ必要があるアプリケーション、またはその他の理由でデータへの変更を追跡する必要があるアプリケーションでは、
- アプリケーションがすでに持っているデータを取得する必要がないため、重複を最小限に抑えられる
- より小さなペイロードと、ラウンドトリップリクエストの削減によって、ネットワークトラフィックを最小限に抑えられる
- スロットルのしきい値に達する可能性を減らせる
- 呼び出し待ち時間の短縮とラウンドトリップリクエストの削減によって、アプリケーションのパフォーマンス向上が図れる
といった恩恵を受けられる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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