米NVIDIAは、GPUプログラム開発環境CUDAの最新版となる、「CUDA 11.6」を1月17日(現地時間)に発表した。
「CUDA 11.6」では、GSPドライバアーキテクチャがTuringおよびAmpere GPUにてデフォルトのドライバモードになっている。
さらに、インスタンス化されたグラフでノードを無効にできるよう、新たなAPIであるcudaGraphNodeSetEnabledが追加されたほか、128ビット整数データ型のサポート、Cooperative Groupsの名前空間における関数の更新による、命名、関数スコープ、ユニットの寸法とサイズの一貫性向上、CUDAコンパイラにおけるインストールされたGPUをターゲットにするコンパイルオプション-arch=nativeの追加などが行われた。
ほかにも、フォークと結合の並列処理に使用されるcudaDeviceSynchronize()が、より高性能な代替プログラミングモデルに備えて非推奨になるとともに、CentOS 8が同OSのサポート終了にともない、非推奨になっている(将来的に、完全削除の予定)。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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