米Microsoftは、同社がビルドしたAlpine Linux用のOpenJDK 11およびOpenJDK 17バイナリ、およびアップルシリコンで動作するmacOS用のOpenJDK 11の早期アクセスを、2月2日(現地時間)にリリースした。他のプラットフォーム向けOpenJDKも、バージョン11.0.14および17.0.2に基づくバイナリに更新されている。
MicrosoftのビルドによるAlpine Linux用OpenJDK 11/17バイナリ、アップルシリコンで動作するmacOS用OpenJDK 11の早期アクセスバイナリがリリース
Alpine Linux用OpenJDK 11は、MicrosoftのビルドによるOpenJDKとEclipse TemurinをAzureサービスに展開する計画の一環としてバックポートされた。また、MicrosoftのビルドによるOpenJDK 17には、Alpine Linux用バイナリも含まれる。
なお、Microsoftは他のOpenJDKベンダと協力しており、その一部はすでに同様のバックポートが行われ、OpenJDK 8およびOpenJDK 11ブランチのメインラインに、これらの変更が提案されている。
アップルシリコンで動作するmacOS用OpenJDK 11の早期アクセスバイナリは、OpenJDK 16の一部としてリリースされた、JEP 388 Windows/AArch64ポートの実装を経て行われた、JEP 391 macOS/AArch64ポートのバックポートによって実現した。
そのほか、Zulu for AzureビルドによるOpenJDKの更新は行われなくなったため、MicrosoftのビルドによるOpenJDK、Eclipse AdoptiumによるTemurin、Azul ZuruビルドによるOpenJDKといった、他のOpenJDKバイナリにできるだけ早くアップグレードする必要がある。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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