米Metaは、コミュニティとともに開発しているUI構築のためのJavaScriptライブラリReactの最新バージョンである、「React 18.0」の新機能を公式ブログの3月29日(現地時間)付投稿にて紹介している。
「React 18.0」に追加された新機能のうち、もっとも重要となるのが並行レンダリングで、レンダリングが中断可能となり、レンダリングが中断された場合でもUIが一貫して表示されるようになるほか、UIのセクションを画面から削除した後に、以前の状態を再利用しつつ追加し直せるようになった。
なお、並行レンダリングへの移行によって、コンポーネントの動作が変更されるため、アプリケーションの新機能を使用する部分でのみ有効となる。
ほかにも、promise、setTimeout、ネイティブイベントハンドラ、およびその他のイベント内の更新が自動的にバッチ処理されるようになるとともに、緊急の更新と緊急でない更新を区別するための新たな概念であるトランジションの導入、コンポーネントツリーを表示する準備がまだ整っていない場合にコンポーネントツリーの一部のロード状態を宣言によって指定できるSuspenseなど、数多くの新機能が追加されている。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です